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【救急搬送の記録】脳梗塞発症から救急車で病院に運ばれるまでのリアル

はじめに

こんにちは、すみへです。
この記事では、私が脳梗塞を発症した日のことを、
できるだけ詳しく書き残しておこうと思います。

脳梗塞は時間との勝負です。
私のように「様子を見てしまう」と後遺症が大きく残る可能性があります。

同じような状況にいる方が少しでも「すぐに救急車を呼ぼう」と
思ってもらえるように、私の体験をリアルに書きます。

発症当日の朝

2024年12月19日。
その日は特に予定が詰まっているわけではなく、
いつも通りの朝でした。

朝7時頃に起きて、顔を洗って朝ご飯を用意して、
子どもの支度を手伝っていました。

最初の異変

朝ご飯を作っているときに、
「なんだか左手が動かしにくい」と感じました。

包丁を握ったときに、
いつもの感覚と少し違う気がしたのを覚えています。

ただそのときは、寝起きだからかと思って、
「時間が経てば治るだろう」と流してしまいました。

家事を続けて感じた違和感

子どもを送り出した後、いつも通り洗濯物を干し、
掃除をしていたのですが、左手に力が入らなくて
洗濯かごを持つのも少し怖い感覚がありました。

それでも私は「大丈夫、大丈夫」と心の中で繰り返して、
無理に動いていました。

いよいよ体が言うことをきかなくなった瞬間

午前10時ごろ、洗濯物を干し終えて立ち上がったときに、
足がフラっとして倒れ込みました。

左足に力が入らず、左側に倒れるような感覚です。

このとき、さすがに「これはおかしい」と思い、
スマホで「脳梗塞 初期症状」と検索しました。

家族に連絡を取った瞬間

当時、家族は出勤していたので家には私ひとりでした。

立てなくなった私は、
座ったままスマホで家族に電話をかけました。

声はなんとか出せていたので、
「ちょっとおかしいかもしれない」と伝えたのを覚えています。

家族はすぐに「救急車を呼んで」と言いましたが、
私はなぜか「大丈夫だから、帰ってきてからでいい」と言ってしまいました。

家族が取ってくれた行動

私の様子が普通じゃないと感じた家族は、
すぐに近くに住む親に連絡をしてくれていました。

10分ほどで親が家に来てくれて、
私を見てすぐに「救急車呼ぶよ」と言いました。

私が「大丈夫」と言っても、
親はスマホで119に電話をかけていました。

救急車が到着するまでの流れ

救急車が来るまでにかかった時間は10分ほどでした。

到着までの間に、親は私に
「名前言える?」「何歳?」「今日は何日?」と
声をかけ続けてくれていました。

脳梗塞は時間が経つと症状が進行することがあるので、
とにかく意識があるか確認してくれていたようです。

救急隊員の対応

救急車が到着すると、
救急隊員の方がすぐに症状を確認してくれました。

  • 意識レベルの確認
  • いつから症状が出たか
  • 既往歴はあるか
  • 薬を飲んでいるか
  • 名前、生年月日が言えるか

これをすぐに確認してくれて、
すぐにストレッチャーで車に運ばれました。

救急車内での会話

救急車に乗っている間も、
ずっと話しかけられていました。

「しびれはどこにありますか?」
「痛みはありますか?」
「吐き気はありますか?」
「名前を言えますか?」

何度も何度も同じ質問をされましたが、
その時は「なんで同じことを聞くの?」と思いました。

後で知ったのですが、
意識レベルが変わらないかを確認するために
何度も同じ質問をするのだそうです。

病院到着後の流れ

救急車が病院に着くと、すぐにCTとMRIの検査がありました。

医師から「脳梗塞の疑いが強い」と言われ、
すぐに点滴治療が始まりました。

あれよあれよという間に
寝たきりの生活がスタートしました。

今思う「もっとこうしておけばよかったこと」

あの時、もっと早く救急車を呼んでいれば
後遺症が少しは軽かったかもしれない。

そう思わない日はありません。

「少しおかしいかも」と思った瞬間に
自分で119を呼ぶべきでした。

家族が取ってくれた対応で助かったこと

今振り返っても、
あの時すぐに親が来てくれたことが
何より大きかったです。

自分では「大丈夫、大丈夫」と思い込んでいても
体は明らかにおかしくなっている。

だからこそ、家族の冷静な判断に感謝しています。

読んでくれている方に伝えたいこと

もしこの記事を読んでいる方が、
「なんか変だな」「ちょっと左半身がおかしいかも」と思ったら、
迷わず119を呼んでください。

脳梗塞は「時間との戦い」と言われています。

救急搬送が5分早ければ、
もっと違う結果になったかもしれません

救急車を呼ぶか迷ったときの判断ポイント

私がもしもう一度同じ状況になったら、
迷わず呼ぶために決めている基準を書いておきます。

  • 左右どちらかの手足に力が入らない
  • 言葉が出にくい、呂律が回らない
  • 片目が見えにくい
  • 顔が左右どちらかにゆがむ
  • 急なめまい、ふらつきがある

これらは脳梗塞の代表的な症状です。

1つでも当てはまったら迷わず119です。

まとめ

脳梗塞は「誰にでも起こりうる病気」です。

私のように40代でも、
生活習慣に大きな問題がなくても突然襲ってきます。

この記事を読んでくれた方が、
「もしものときにどう行動すべきか」を
少しでもイメージしてもらえたら嬉しいです。

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。

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