はじめに
はじめまして、すみへです。
この記事では、私が41歳で脳梗塞を発症する前に感じていた、
小さな体の異変について正直に書きます。
当時の私は「忙しさや疲れのせいだろう」と思い込んでいました。
でも、今思えばそれは大きな警告だったのだと強く感じています。
同じように毎日頑張っている方に、
「この程度なら大丈夫」と思わずに、少しでも早く病院に行ってほしい。
そんな思いでこの記事を書きます。
私が脳梗塞を発症したときの基本情報
まず、簡単に私の状況をお伝えします。
- 年齢:41歳
- 性別:女性
- 持病:なし
- 喫煙歴:3年前から禁煙
- お酒:1日缶ビール1本程度
- 運動習慣:ほとんどなし
- 食生活:家で自炊中心だが不規則
当時の私は、パートと子育て、家事をこなしながら
とにかく毎日を「回す」ことに必死で、
自分の体の小さな異変に気を止める余裕がありませんでした。
【前兆1】寝起きのふらつきと軽い頭痛

今振り返ると、最初のサインは発症の1週間ほど前からありました。
朝起きたときに、頭が重い。
なんとなく視界がふわっとする。
でも寝不足のせいだろうと、そのまま家事をしていました。
仕事に行く頃にはだいたい気にならなくなっていたので、
「寝起きに頭が重いのは普通」と思い込んでいました。
これが後から振り返ると、
脳の血流が少しずつ悪くなっていたサインだったのかもしれないと感じています。
【前兆2】左手のしびれと感覚の鈍さ
2つ目のサインは、左手の感覚です。
発症の3日前くらいから、スマホを持つ左手の指先に
ピリピリとした違和感を感じていました。
「冷えているのかな?」
「寝相が悪くて血が止まったのかも」
そんなふうに軽く考えていました。
日中は買い物や家事で動いていると気にならなくなるので、
「気のせいだ」と流してしまいました。
【前兆3】なんとなく力が入りにくい感覚
発症前日の夜、決定的だったのは
「左手に力が入りにくい」感覚です。
リモコンを左手で持っていたときに、
「あれ?落としそう…」と感じました。
普段なら簡単に持てるものが、妙に滑る感覚でした。
でも、「疲れているんだろう」と思い込んで寝てしまいました。
ここで病院に行っていれば防げたかもしれない
正直、あのとき病院に行っていたらどうなっていたのかはわかりません。
でも、医師に聞くと、
「脳梗塞は早期に血流を戻せば後遺症を大きく防げるケースがある」とのこと。
あのとき救急外来に行っていれば
今の片麻痺は残っていなかったかもしれない、
と考えると、やはり悔しさが残ります。
後悔していること
私は大丈夫」という思い込み
一番後悔しているのは、
「自分は大丈夫」という思い込みでした。
私は若くもないけれど、まだ働き盛り。
まさか自分が脳梗塞になるなんて、1ミリも想像していませんでした。
でも、脳梗塞は高齢者だけの病気ではありません。
40代でも30代でも発症します。
病院を先延ばしにしたこと
もう一つは、
「少し様子を見てからにしよう」と先延ばしにしたことです。
「病院に行って何もなかったら恥ずかしい」
「時間がもったいない」
「家事を誰がするの?」
そんなことばかりが頭をよぎって、
行動を止めていました。
結果として、家族に大きな負担をかけることになり、
「恥ずかしい」どころの話ではなくなりました。
私が伝えたいこと
少しでも変だと思ったら病院へ
これを読んでいるあなたが、
「なんか変だな」と思うことがあれば、
どうか迷わず病院へ行ってください。
夜間救急でも、休日診療でも構いません。
私のように、「疲れているだけ」と思い込んでいるうちに
取り返しがつかなくなるかもしれません。
誰かに相談して背中を押してもらう
私は、家族にすぐに相談できなかったことも後悔しています。
「心配させたくない」と思ってしまったのです。
でも、今は逆です。
何かおかしいと思ったら、
遠慮なく家族や友人に相談してください。
もし自分で行動できないときに助けてもらえます。
前兆を見逃さないためにできること
日頃から自分の体をよく観察する
忙しいと自分の体の声を無視してしまいます。
私もそうでした。
だからこそ、1日の終わりに5分でもいいので
「今日は体がどこかおかしくなかったかな?」と
振り返る習慣を持つことをおすすめします。
健康診断は毎年必ず受ける
は正直、健康診断も数年に1回しか受けていませんでした。
血圧、コレステロール、血糖値など、
「自分は大丈夫」と思い込まずに、数字で確認するのはとても大切です。
まとめ
私は今も左半身に麻痺が残っています。
一生付き合っていく障害です。
でも、こうして記事を書けるくらいには回復しました。
あのときの小さなサインを見逃さなければ、
もう少し違う未来があったかもしれない。
だからこそ、この記事をここまで読んでくださった方には、
「少しでも変だと思ったらすぐに病院へ」を
何度でも伝えたいです。
小さな違和感が、大きな命綱になるかもしれません。
最後に
このブログでは、これからも
私の体験を通じて「誰かの役に立つかもしれないこと」を
正直に書いていきます。
同じように脳梗塞と向き合っている方、
家族として支えている方が少しでも楽になれますように。
もしよければ、また読みに来てください。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。