はじめに
こんにちは、すみへです。
今回は、脳梗塞になって大きく変わった
お金のことについて書きます。
脳梗塞になると、治療費や入院費、
その後の生活費やリハビリにかかるお金が思った以上にかかります。
私自身、「お金の準備をもっとしておけばよかった」と
何度も思いました。
同じように病気を経験した方、
家族が脳梗塞になった方に
「こんな制度もあるんだ」と知ってもらえたら嬉しいです。
脳梗塞で実際にかかったお金
私は2024年12月に脳梗塞を発症し、
救急搬送→入院→リハビリ→退院という流れを経験しました。
実際にかかったお金の目安を、
ざっくりですが書いてみます。
急搬送・初期治療費
救急搬送は日本では無料です(税金でまかなわれています)。
でも病院に着いてからは、検査と治療費がかかります。
私の場合、
・CT検査、MRI検査
・血液検査
・点滴や投薬
これだけで初日に約3万円ほど(3割負担の場合)かかりました。
入院費用
急性期病棟に約10日間、
その後リハビリ病棟に約1ヶ月半入院しました。
総額は約40〜50万円程度かかりましたが、
高額療養費制度を使ったので、
自己負担は実際にはもっと少なく済みました。
退院後の外来・薬代
退院後も定期的に外来通院と薬が必要です。
血液をサラサラにする薬や血圧を下げる薬などで
月に5,000〜8,000円くらいかかっています。
意外に大きかった生活費の変化
脳梗塞で片麻痺になり、
働き方や生活の形が大きく変わりました。
働けなくなった分の収入減
は自営業なので、入院中はほとんど収入が止まりました。
会社員の方なら傷病手当金が出る場合がありますが、
自営業やフリーランスは無収入になる人も多いと思います。
家で必要になったお金
退院後、リハビリのために滑り止めマットや
車椅子・杖・段差解消のスロープなど、
細かい出費が続きました。
一つ一つは数千円でも、積み重なると大きいです。
助かった支援制度
ここからは、私が実際に使って助かった
公的な制度を紹介します。
高額療養費制度
入院や手術で1ヶ月の医療費が高額になった場合、
一定の自己負担限度額を超えた分は戻ってきます。
私の場合も、病院の会計で相談したら
書類を出してくれて簡単に申請できました。
障害者手帳の申請
片麻痺が残ると、身体障害者手帳を申請できる場合があります。
私はまだ等級が決まっていませんが、
これがあれば税金の控除や公共交通機関の割引、
自動車税の減免など色々な支援が受けられます。
自立支援医療制度
精神的な不安でカウンセリングに通ったり、
リハビリを長期で受ける場合に
医療費の自己負担が1割になる制度です。
市役所で教えてもらい、
必要書類を病院でもらって申請しました。
傷病手当金(会社員の場合)
私は自営業なので対象外でしたが、
会社員で健康保険に加入している人は、
病気やケガで働けない間に
給料の約2/3が支給される制度があります。
お金のことで後悔したこと
私が後悔しているのは、
**「まさか自分が病気になるなんて思っていなかった」**ことです。
だから、生活防衛資金をほとんど貯めていませんでした。
また、医療保険を「元が取れないから」と解約していたのも後悔です。
今からできる準備
もしこの記事を読んでいる方が
まだ元気で動けるなら、
- 生活防衛資金を3ヶ月分は貯める
- 高額療養費制度を知っておく
- 家族にいざというときの連絡先や保険の情報をまとめておく
この3つだけでもしておくと、
何かあったときに心がラクです。
助けを求める勇気を持つ
脳梗塞で倒れてから、私は助けを求めるのが下手だったと痛感しました。
お金の支援制度も、自分から役所に相談しないと
誰も教えてくれないことが多いです。
「恥ずかしい」「面倒くさい」と思わずに
相談窓口で話してみてください。
これからのお金の目標
私は今、少しずつでも収入源を取り戻そうと考えています。
ブログもその一つです。
「無理せずできること」を探しながら、
お金の不安を減らす方法を模索中です。
まとめ
脳梗塞になると、治療費も生活費も大きく変わります。
でも、制度を知っておくだけで負担はグッと減らせます。
そして一番大事なのは「一人で抱え込まないこと」。
この記事が、誰かの心の準備につながったら嬉しいです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。