ある朝、突然の異変に襲われる
2024年12月19日の朝7時30分。私はいつも通り目を覚ました。しかし、その瞬間、右目の奥に鋭い痛みを感じた。キーンキーンと響くような痛みだった。さらに、トイレに行きたくなり、ベッドから起き上がろうとしたが—— 体がまったく動かない。
足に力を入れようとしても反応がなく、ベッドから起き上がることすらできない。頭の中で混乱しながらも、隣で寝ていた息子に助けを求めた。
「起き上がれないから、抱っこして起こしてくれない?」
息子は不思議そうにしながらも、私の首に手を回し、なんとか上半身を起こしてくれた。しかし、次はベッドから降りることができない。無理に動こうとすると、バランスを崩し 足から落ちてしまった。
その音を聞いて、1階にいた父が急いで部屋に駆けつけた。しかし、父も腰を痛めており、私を1階のトイレまで運ぶことはできないと判断。そこで息子に頼み、同じ部屋で寝ていた友人を呼んできてもらうことにした。
友人は驚いた様子で、「どうしたの?大丈夫?」と声をかけてくれた。
「ごめん、足が動かなくなったから、トイレまで連れて行ってほしい」
友人と父の力を借りながら、なんとか1階まで降りることができた。しかし、移動する途中で私は 「これは脳の異常かもしれない」 という強い不安に襲われた。
「救急車を呼んでほしい」
そうお願いし、すぐに119番通報してもらった。
救急搬送と診断結果
家からわずか1分ほどの距離にある病院へ救急搬送された。ストレッチャーに乗せられながら、私は次々と不安な考えが頭をよぎった。
- 「このまま死ぬのかな…?」
- 「息子はどうなるんだろう?」
- 「まだ死ねない、助かりたい…!」
病院に到着すると、すぐに検査が始まった。CTやMRIの撮影を行い、待機していると、医師が私の隣に立ち、静かに告げた。
「検査の結果、脳梗塞でした。このまま入院してください。」
その言葉を聞いた瞬間、私はただただ 「まじか…やばいやん」 という言葉しか出てこなかった。しかし、気を失うことはなく、意識をしっかり保つように努めた。
その後、母と妹が病院へ駆けつけ、医師との話を聞いてくれた。母から「この病院では手術ができないため、手術可能な病院へ転院しよう」と提案され、再び救急車で別の病院へ搬送された。
治療と入院生活の始まり
転院先の病院でもすぐに検査が行われた。しかし、医師から告げられたのは 「血管が細すぎて手術ができない」 という事実だった。
「このままでは手術が難しいため、点滴で血栓を溶解する治療を行います。」
そう説明され、私は 血栓溶解療法 を開始することになった。そのまま SCU(脳卒中ケアユニット) に入院し、慎重に経過を観察されることになった。
入院するとすぐに 服を着替えさせられ、尿道カテーテルが挿入 された。これにより、トイレに行く必要はなくなったが、まさか自分が寝たきりの状態になるとは思ってもいなかった。
まとめ|脳梗塞の前兆と対策
今回の経験を通じて、脳梗塞はある日突然発症する ことを身をもって知った。しかし、今思い返してみると、いくつか 前兆 があったように感じる。
脳梗塞の主な前兆症状
- 目の奥に強い痛みを感じる
- 片側の手足に力が入らない・動かしにくい
- 言葉がうまく出てこない、ろれつが回らない
- 突然のめまいやふらつき
- 片目の視界がぼやける
私は 右目の奥の痛み を感じた時点で、もっと注意すべきだったのかもしれない。もしこのような症状が出た場合、すぐに 脳梗塞を疑い、病院を受診することが大切 だ。
また、普段から 生活習慣を見直すことも予防につながる。特に、脳梗塞は 高血圧や糖尿病、喫煙、過度の飲酒 などがリスクを高めると言われている。私は発症する前日、お酒を飲みすぎてしまったが、それが何らかの影響を与えたのかもしれない。
1. 右目の奥の強い痛み
発症当日の朝、 右目の奥に鋭い痛み を感じました。まるで奥で何かが締め付けられるような感覚で、違和感がありました。
2. 極度の疲労感と眠気
2日間、友人親子が泊まりに来ていましたが、前日は二日酔いで早めに就寝しました。 疲れが抜けにくく、異様な眠気を感じていた のも、今思えば異変のサインだったのかもしれません。
3. 体が思うように動かない
目覚めた瞬間、 足に力が入らず、体が動かなくなっていた のが最も決定的な症状でした。この時点で「何かおかしい」と感じましたが、自力でどうにかしようとせず、 すぐに助けを求めたことが正しい判断 でした。
脳梗塞の典型的な前兆症状
一般的に、脳梗塞の前兆として以下のような症状が現れることがあります。
- 片側の手足に力が入らない、しびれる
- 言葉がうまく出てこない、ろれつが回らない
- 突然のめまいやふらつき
- 片目の視界がぼやける、見えにくくなる
- 顔の片側が垂れ下がるような感覚
「何かおかしい」と思ったら、すぐに病院を受診することが重要 です。私は異変に気づいた時点で「これは脳かもしれない」と直感し、すぐに救急車を呼ぶようお願いしました。
この判断が、迅速な治療につながりました。しかし、それでも後遺症が残り、発症前の状態に戻ることはありませんでした。」
脳梗塞は 突然発症することが多い ですが、事前に兆候がある場合もあります。違和感を感じたら「大丈夫」と放置せず、 早めの対応を心がけることが大切 です。
「まさか自分が脳梗塞になるなんて」 と思っていたが、誰にでも起こり得る病気だ。だからこそ、少しでも異変を感じたら 「おかしいな」と思った時点で病院へ行くこと を強くおすすめしたい。
この体験が、少しでも多くの人の役に立てば幸いです。もし同じような症状が出たら、 「大丈夫」と自己判断せず、すぐに医療機関を受診してください!